社内の無線ルーターをASUSのものに交換して、1か月程使ってみてですが、これが非常に出来が良くって、大満足! 2000年位から、日本でブロードバンドが普及してから、これまで、会社、自宅、お客様環境で、色々なメーカーの機器を使ってきました。 当たり前ですが、プロ向けの機器であれば、細かい設定をしても、きちんと仕様通りに動作します。しかし、一般ユーザー向けモデル(個人、小規模オフィス向けと書いてあるもの)では、よくやる王道設定は、問題無く動作するのですが、少し特殊な設定をすると、動作しなかったり、セキュリティ上問題があるなんて事が良くありました。一番酷かったのは、光回線で2セッション貼ると、管理画面がインターネット側に公開される不具合で、正直、痺れました。(チェックして良かった!) こんな感じで、一般ユーザー向けモデルについては、細かい設定は、動けばラッキーといった感じに慣れっこになっていましたが、ASUSのルーターを使って、細かい設定も含め、キッチリ動作する事に感動!! 本来、当たり前の事なんですがね…. この手の不具合って、開発者側の視点で見れば、実装者の思慮が足りないのと、その後のテスト時のパターンが足りてないので、最後まで発覚しなかったのでしょうって想像出来ます。多分、テスト自体ほとんど、していないのでは?と思われる酷い仕事です…超、短納期だったのでしょうか? 国内、組み込み業界ってこんな感じなのでしょうか??以前、海外の製品を日本語化して、自社ブランドで販売しているものが多いって話を聞いた事がありますが、受け入れテストってしないんでしょうか?? 受託開発で、ありがちな話ですが、開発を依頼したシステムが、いつまでも不具合が無くならない。使い方の想定が足りなく、使いにくい仕様(画面、操作生、機能)になっている。操作方法によって、データが壊れる等があっても、お客様は慣れてしまって、案外普通に使っていてビックリする事があります。他社の作成したものを、悪く言うのも、気がひけるので、言葉に困る事があります。 うちは、こういう仕事をしない様に、改めて心に誓うのでした。
無料のSSL証明書「Let’s Encrypt」が、2016年4月に本リリースになりました。早速、先月、EC2環境に導入する機会がありましたので、記事を書いてみたいと思います。 導入環境は、AWSのEC2サーバーです。諸事情で、オープンが延び延びになっていたWebサービスで、既に、RapidSSLのSSL証明書が設定されていましたが、オープンを控え、もうすぐ期限が切れそうとの事で、お客様に御相談頂いておりました。無料のSSL証明書があると、ご提案させて頂いた所、そのあたり、非常に理解のあるお客様で、導入してみる事になりました。 事前におさえていた導入手順自体は、簡単そうだったのですが、実際、やってみると、色々ありますね。letsencrypt-autoスクリプトで、必要なモジュールがインストールされるのですが、実際には、virtualenvモジュールが足りなくて、手動でのインストールが必要でした。また、ドメイン所有者の確認の為の、設置ファイルの確認フェーズで、Apacheのリライト設定が邪魔して、確認に失敗していましたが、それ以外は、ハマる箇所もなく、簡単に設置できました。これで、次回以降は、楽勝!! 「Let’s Encrypt」のSSL証明書は、3か月で期限が切れるとの事ですが、自動更新の設定も入れましたので、これで、Webサーバーを止める事なく、自動更新されます。SSL証明書の更新って、大概、期間的に余裕がない状態で、依頼が来る事が多いので、自動更新出来るってのは良いですね。 これまで、SSL証明書の発行って、主要ブラウザでデフォルト認識する証明書ってこの人達しか発行出来ないっていう閉鎖的な仕組みでしたが、大穴が開いた感じですね。ECサイトでは、EV証明書が商売的に有利に働く場面があるかもしれませんが、単に、通信経路の暗号化のみが必要な場面では、「Let’s Encrypt」のドメイン証明書で十分だと思います。 今後、数年で、基本SSLでの通信が当たり前の時代になるかもしれませんね。
先日、「PHPカンファレンス北海道」が札幌市産業振興センターで開催されました。 http://phpcon.php.gr.jp/hokkaido/2012/ ※些少ながら、弊社もスポンサーとして参加させて頂きました。 感想として、まず、Webデザイナの参加者が多くて驚きました。Wordpress等PHPを使用した、プロダクトも豊富な今、デザインナも、顧客要望を満たす為、プログラムを無視出来なくなって来てるのかも知れませんね。(ちなみにjs、jqueryなんかの勉強会も盛況らしいです) これは、昔、ソフトウェアエンジニアが、ネットワーク、インフラ(サーバー、デーモン周り等)を知らなくても良かった時代がありましたが、今では、知らないと仕事にならない(or仕事のレベルが下がる)のと似たような感じですね。 PHPのフレームワークに関しては、シンプルなマイクロフレームワークが流行りそうな感じでした。弊社では、お客様より、特に指定が無ければ、独自作成の軽量フレームワークを使用していますが、使い勝手の良い軽量フレームワークがありましたら、積極採用していきたいと思います。 ——————— takahashi
「Software Design 2012年1月号」の第一特集に、寄稿させて頂きました。 今回は、「Android受託開発の奥義」という事で、弊社に声が掛かった次第です。 「Software Design」誌(以下、SD)は、以前から、購読させて頂いており、そこに、自分の記事が載るのは、何か不思議な感じがしました。 今回の特集内容は、開発者側だけでなく、発注者側にも参考になると思いますので、皆さん買って下さいね。
5/28に開催された、「第9回Android勉強会in札幌」で、「apkのリバースエンジニアリング」についてお話させて頂きました ここの所、参加者が増え、今回も45名参加との事で、昨年、数人でこじんまりと開催していたのを思い出すと、盛り上りっぷりを肌で感じます。 今回の勉強会は、sapporo6hさんにより、USTして頂きました。以下でアーカイブがご覧になれます。 ※今回使用したスライドは、コチラからダウンロード可能です。 今回の他のスピーカーの方(いなかすぎ@電応工房.匠 さん、えど さん)、皆さんプレゼン上手で、別の意味でも、勉強させて頂きました。
昨日4/25に、授賞式が行われた、日経BP社「Android Application Award 2010-11 Winter」にて、弊社Androidアプリ、が「企画賞」を受賞しました!! 残念ながら、私自身は、授賞式には行けなかったのですが、USTREAMで授賞式の様子を見る事が出来ました。(良い時代です) 自社で企画、開発したアプリが受賞との事で、自分の子供が褒められた様な気分です。 は、自分が欲しいメモツールを作るという所からスタートし、以下の様なコンセプトで作成されました。(その為に捨てた機能も幾つかあります) ■電波が入らなくても、いつでも何処でもメモりたい アイデアは、時間と場所を選ばない! 携帯は、いつも身につけている ■2、3ステップ位の短さ、簡単さで使いたい ■スマホらしいGUIで実現したい ■タグ付け等、面倒な管理をしたくない 「机の上の大体この辺に置いた」的なズボラな感覚で使う様なイメージで作成されています。(データにタイトルや、タグ付けする思想とは真逆の流れ) 審査員の石黒さんより、「この辺に付箋を貼っておいた的な感覚で・・・」との御言葉を頂きましたが、この辺りの狙い、思いを正しく評価して頂き、賞以上に、この言葉がうれしかったです。 ——————– takahashi
昨日4/25に、「JAWS-UG 札幌 第2回勉強会」が開催されました。今回、こちらで、AmazonSimpleDB(SDB)についてお話させて頂きました。 (当時のビデオはリンク切れです...) 今回は、私も含めてSimpleDBの話題が多くてビックリでした。JAWS-UGでは、札幌は、SDBのメッカになりつつあるのか!?
少し、いつもと話題を変えて、年末読んだ「GIGAZINE 未来への暴言」について。 私も日々チェックしている、ニュースサイト「GIGAZINE」の編集長の山崎恵人さんの本です。「GIGAZINE」と言えば、社員の退職、熱い社員募集広告なんかが話題になりましたが、考え方の近さを感じており、気になっていました。 内容については、日々ネットの世界を見続けて来た方が、更にその先をリアルに考察したといった、決して暴言ではなく、現実味のある内容になっています。その点、実質、ネットIT系以外の人への「まとめ本」になってしまった、「フリー(クリス・アンダーソン)」とは一線を画します。 今の時代がどんな方向に行くのか?ソフトウェア開発者、デザイナ、ミュージシャン、アーティストが食って行く道はあるのか?時代に合わせて、自分の子供に何を教育していったら良いのか?この本には、それらのヒントがあるかも知れません。 layer01:「Knowledge Is Our Power」知識は我らの力なり layer02:専門バカvsオタクの構図「専門バカになるな、オタクになれ」 layer03:「理性・知性・感性」のバランス layer04:インターネットは「悪魔の道具」か「天使の羽根」か layer05:YouTubeのみが真の「破壊的ビジネスモデル」 layer06:「個人の力の最大化」=「インターネット」 layer07:「フリー」のその先、無料戦略の次 layer08:ファンがパトロンになる「パトロンモデル」成立への道 layer09:しかるべき場所にしかるべき人を、職業選択の最適化 layer10:入試の時にパソコン持ち込み可・インターネット可であれば大学の教授はどういう問題を作るのか? layer11:「文明社会でのサバイバル」を教えるのが学校 layer12:好きなことをしてメシを食う時代の到来 layer13:10人中9人に嫌われてもいいから残りの1人に興味を持ってもらう layer14:著作権という概念の崩壊、ファイル共有ソフトは最終局面に layer15:量から質が生まれる、大量にならなければ高品質にはならない layer16:超少額決済システムを握ったところが最終的な勝利者に layer17:インターネットの規則を考えるというのは世界の規則、世界のルールを考えるのと同じ lay
常々尊敬する方とお話をさせて頂いて感じるのが、「抽象化したモデルで考えている」と言う事です。 物事の本質を見極め抽象化すると、その抽象化したモデルをテンプレート的に使って、他の事象を解決したり、新しいものを発想したり出来ます。 例えば、食べ放題 お客さんから見たら、値段以上の商品(料理)が得られ、店側から見れば、一番のコストである人件費が抑えられる構造です。 これを、抽象化すると サービスを受ける側から見たコスト要因と、サービス提供側での本当のコスト要因との差分があるもので、本当のコスト要因を圧縮する為のルールや、しばりを付ける事で、サービスを受ける側の満足度を上げつつ収益を上げる事が出来る このモデルを頭に入れておいて、他に適用出来ないか、はめ込んでみるんですね。 ——————– takahashi
弊社では、これまで、様々なシステムの設計を行ってきましたが、設計の際、複数案が出てきて選択に迷った場合、「シンプルな方を選ぶ」というルールを適用しています。 シンプルな事は良いのか? 大概のシステムは、完成して終わりではなく、業務、社会情勢の変化等に合わせて、機能追加等の改修が入ります。この際、元がシンプルな設計になっていない場合、機能追加に手間が掛かる(=必要以上に、お金が掛かる)最悪は、機能追加出来ないと言う事になります。この場合は、高いお金を掛けて作り直しになってしまいます。同じお金を掛けるなら、息が長いシステムの方がお得ですね。 ——————– takahashi