まとめの前提
- 自分で開発出来る人間が、AIを使って開発した場合での話
- 作成対象が、カスタムのWebシステムである事(一般的な仕様、構成ではない)
- 成果物の精度(クオリティ)を、リリース可能レベルにするのを優先して作業した
- 作成を優先(AIの使いこなし < 作成)
- 2026.04 時点での話です ※今後は、状況が変わる可能性が高い事
AIをザックリ、人して捉えた場合
「経験2,3年、案件を1人で任せるには、判断、精度共に怖い、ベテランエンジニアを付けて、成果物の精度を確保する」イメージに近い
- 爆速で作業してくれるが、アウトプットの精度が、50%~70%位
- 常識人で、無難、当たり前な提案をしがち
- 精度は専門家に負けるが、リサーチは得意、爆速
- コーディングも得意、爆速
- 何度修正を頼んでも、いやな顔をしないで、やってくれる
- 要件定義、構成決め、設計の精度を確保するには、経験のあるエンジニアのフォローが必要
- コーディングの成果物の精度を確保するにも、経験のあるエンジニアのチェックが必要(致命的じゃないものは任せてOK)
- 疲れ知らず
現状は、こんな感じですかね。これが、機械なのは、凄いですね。
工数は削減出来たのか(リリースレベルの精度を確保しつつ)
期待通り、プログラミング工数は、かなり削減出来た
現時点でも、十分実用レベルで使えるものだと思います。又、期待通り、プログラミングの工数は削減できました。特に、1発物の実験用プログラムや、管理画面は、大幅に工数削減出来たと思います。又、人が自分でプログラミングする場合でも、コーディングアシストしてもらえるので、こちらも、十分効果があったと思います。
リサーチ、設定、トラブルシューティング時の調査で、威力
調査全般で威力を発揮してくれ、掛かる手間、時間は大幅に削減出来たと思います。
本番の設定する際には、公式のマニュアルを人が確認、理解して設定する手間は、当然出てきますが、それを引いても効率的でした。
※設定に関し、昔の書き方を提案される事が、しばしばありましたので、安心という意味で、本番で使う設定は、公式を調べて理解、設定する必要があります。
見えてきた事
AIで、簡単に50%~70%位のものが出来る
プログラム作成にしても、文書作成にしても、過度にクオリティを求めないものは、効果が最高に高いと思います。例えば、以下の様なものは、ユーザー側がAIを利用してバイブコーディングで作った方が、費用も時間も浮く可能性が高いです。
- 部署内のツール、自分用のツール
- 複雑度が低いかつ一般的な仕様のもの
- 単発で必要とするツール
- 短期間のみ動作すればOKなもの
逆に、向いてないと思われるもの
- 外部に公開して使うもの(セキュリティ的に不安が残る)
- 仕様が複雑、または、一般的でないもの(仕様を上手く伝えきれない恐れ)
- 長く使うもの(ユーザー増、データ増、運用性、保守性等、未来への考慮が不安)
AIを使う側に求められる事
- AIへ指示するスキル
「指示が悪ければ、結果も悪い」は、当たり前です。適切な内容、項目で指示する必要があります。どんな目的で、何を作るか、何を大切にしたいのか等、指示する側が、対象の解像度を上げるの必要です。プログラミングであれば、守ってもらいたい事は、山程あるので、指示にもスキルが必要です。 - アウトプットを評価するスキル
今回は、自分で全部開発出来る人間が、評価たので問題はありませんが、実際は、以下の様な事をバランスさせて評価をする必要があります。
- 機能は正しく動くか(正常系以外のエラー時も含め)
- 使い勝手を想像して、仕様、動作は妥当か
- 全体として目的は果たせるのか
- セキュリティ面で問題は無いか
- 正常系以外の対応は妥当か
- 費用がかさむ様にならなか
- 将来のデータが増えた場合や、拡張性は問題無いか
- メンテナンス性、運用性、可読性に問題は無いか
- 情報漏洩に対する意識
設定ファイルの内容や、未発表のシステム名、個人情報等、AIに食わせない様に、注意が必要です。又、ソースコードを学習対象にさせない等の設定や、AIのポリシーの確認は必須となります。
プロに頼む意味とは?
今回、実用レベルでAIを利用する中で、クオリティを確保しつつ工数削減が出来る事を体感出来ました。
又、純粋にコーディングする部分の結構な部分がAI利用にメリットを感じました。
一般的な仕様や、単純な仕様のプログラム、動画作成、コンテンツ作成など、50点~70点位のものであれば、AI自分で出来る時代に突入したと思いました。
- システム開発
- 動画作成
- デザイン作成
- コンサルティング
- その他
では、この時代に、「プロに依頼する意味」とは何でしょう?
こんな事を期待して、依頼するのではないでしょうか?
- プロならではのプラスアルファ
- それがなぜ必要かの思想(コンセプト)が入った設計をしてもらえる
- 言語化出来ない要望(ニュアンス)、隠れた要望の明確化、具現化してもらえる
- 自社の目線+他者(プロとしての第3者)の目線を入れる事での仕様を洗練したい
- 失敗、リスク回避、確実性、成功の確率を上げる
- 確実に期日迄に完成させたい
- 見えないリスクを先回りして対応したい(考慮して作成してほしい)
- 将来予測しての設計、仕様(拡張性、運用安定性、データ量増に備えてなど)キュリティ、堅牢性(こわれにくい)仕組み
- 複雑、難易度が高そうだが、プロなら何とかしてくれる
- なにを取るか、何を捨てるか、経験に基づいた判断をして欲しい
- 要件、要望
- 優先度
- コスト、予算
- 将来予測されるリスク